「1+1を3にする」ビジネス英語のキーワードを学ぼう
1. はじめに
ビジネスの現場でよく耳にする「synergy(シナジー)」。
直訳すると「協働作用」や「相乗効果」となりますが、実際には「チームで働くことで一人では出せない成果を出す」という意味で使われます。
つまり、1+1が2以上になる力。
たとえば、マーケティングと研究、営業が連携したときに、新しいアイデアや結果が生まれる ― それがsynergyです。
この記事では、「synergy」の意味と使い方を解説し、Beacon Biosciencesの架空ストーリーを通してその実感をつかんでいただきます。
2. 「synergy」の意味と使い方
■ 意味
“Synergy(シナジー)” は「協働作用」や「相乗効果」を意味する名詞です。
複数の人・部署・組織がお互いの強みを生かして協力することで、単独では得られない成果を生み出すことを指します。
つまり、1+1が2ではなく、3にも4にもなるような力を表す言葉です。
ビジネスでは、チームワークや部署間連携を説明する際に非常によく使われます。
✅ “Team synergy leads to innovation.”
(チームのシナジーがイノベーションを生み出す。)
✅ “Marketing and R&D created synergy to launch the new product.”
(マーケティングと研究開発が協力して新製品を生み出した。)
■ 語源(Etymology)
“Synergy”の語源は、ギリシャ語の “synergos(συνεργός)” です。
これは “syn(共に)”+“ergon(働く・work)” に由来し、
「一緒に働くこと」「共に力を発揮すること」 を意味します。
この言葉は17世紀には宗教や神学の文脈で「人間と神の協働作用」として使われ、19世紀以降、科学や医学、そして現代のビジネス分野にまで広がりました。
ビジネス英語での“synergy”は、協力そのものではなく、その結果として生まれるプラスの効果を強調する点がポイントです。
単なる “cooperation(協力)” よりも、結果志向でダイナミックな響きを持ちます。
■ ビジネスでの使い方
“Synergy” は特に次のような表現で使われます:
| 表現 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| create synergy | 相乗効果を生み出す | We created synergy between sales and marketing. |
| team synergy | チーム内の連携効果 | Team synergy improved our project results. |
| synergy between A and B | AとBの間の相乗効果 | There’s strong synergy between technology and design. |
■ 類義語とニュアンスの違い
| 単語 | 意味 | 違いのポイント |
|---|---|---|
| collaboration | 協力・共同作業 | 一緒に働く「行為」に焦点 |
| cooperation | 協調・助け合い | お互いを助ける「姿勢」に焦点 |
| synergy | 相乗効果 | 一緒に働いた「結果」に焦点(成果が大きくなる) |
■ 使うときのコツ
“Synergy”は目に見えないプラスの変化を表すときに使うと自然です。
特にプレゼンや会議で次のように使うと、英語らしいスマートな印象になります:
“Let’s build synergy across departments.”
(部署を超えてシナジーを生み出しましょう。)“Our goal is to create synergy, not competition.”
(私たちの目的は競争ではなく、シナジーを作ることです。)
このように、“synergy” は語源の「共に働く(work together)」という精神を引き継ぎながら、
現代ビジネスでは「協働の結果としての創造的成果」というポジティブな意味合いで使われています。
3. ストーリー(Beacon Biosciences)
3-1. 英文ダイアログ
Scene: Marketing office, Beacon Biosciences. Emma and Ryan are preparing for a new product briefing.
Emma: Ryan, we need a stronger story for the physician presentation.
Ryan: I agree. Maybe we can include real feedback from clinicians.
Emma: That’s good. If we show their voices, it builds trust.
Ryan: Also, R&D has data on patient outcomes. Should we ask Emily for it?
Emma: Yes, definitely. Combining our marketing insight with their data will create real synergy.
Ryan: Exactly. Their evidence and our message can work together perfectly.
Emma: I’ll contact Emily today. Let’s make a short video to show both sides — science and communication.
Ryan: Great idea. I’ll handle the visuals.
Emma: Thanks, Ryan. You always make complex data look simple.
Ryan: That’s what synergy is — using our different strengths to reach one goal.
Emma: Right. When teams connect, ideas grow naturally.
Ryan: You know, it feels good when our work fits together like this.
Emma: It does. This is how progress really happens — one team, one vision.
動画はこちら
3-2. 日本語逐次訳と解説
Emma: 「医師向けプレゼンのストーリーをもっと強化したいの」
Ryan: 「賛成だよ。臨床医からの実際のフィードバックを入れたらどうかな」
Emma: 「いいアイデアね。医師の声を示せば信頼感が増すわ」
Ryan: 「それと、研究開発部のEmilyが患者データを持ってるはず。頼んでみようか?」
Emma: 「もちろん。私たちのマーケティングの視点と彼らのデータを組み合わせれば、本当のsynergy(相乗効果)が生まれるわ」
Ryan: 「そうだね。証拠とメッセージがうまくかみ合う」
Emma: 「今日中にEmilyに連絡するわ。科学とコミュニケーションの両面を見せる短い動画を作りましょう」
Ryan: 「いいね。ビジュアルは僕が担当するよ」
Emma: 「ありがとう、Ryan。あなたは複雑なデータをいつもわかりやすくしてくれる」
Ryan: 「それがsynergyだよ。違う強みを生かして一つの目標に向かうこと」
Emma: 「そうね。チームがつながると、自然にアイデアが育つ」
Ryan: 「こうして仕事がぴったり合うと、気持ちいいね」
Emma: 「本当ね。進歩って、こうやって生まれるのよ――一つのチーム、一つのビジョンで。」
解説
-
feels good when our work fits together
→ 「仕事がかみ合う」=人と人の協働がうまくいく感覚を自然に表現。 -
This is how progress really happens — one team, one vision.
→ 結びとして、「synergy」という言葉を使わずに、相乗効果の精神を表現。
ビジネスの現場でも自然で余韻のある締め方です。
4. 「synergy」を使った簡単な例文
-
Our team has great synergy.
(私たちのチームには素晴らしい相乗効果がある。) -
Good communication creates synergy in the office.
(良いコミュニケーションが職場のシナジーを生む。) -
The two departments work in synergy to launch the new product.
(2つの部署が協力して新製品を発売する。) -
Synergy helps us reach goals faster.
(シナジーがあると目標に早く到達できる。) -
Let’s build synergy between marketing and R&D.
(マーケティングと研究開発の間にシナジーを築こう。)
5. まとめ:シナジーが生まれる場所に、成長がある
「synergy(シナジー)」という言葉は、単なるビジネス用語ではありません。
それは、人と人、部署と部署、あるいは国や文化の間に新しい価値を生み出す力を指します。
チームで働く中で、意見の違いや立場の衝突に直面することもあるでしょう。
しかし、まさにそこに“synergy”の種が隠れています。
異なる視点が交わる瞬間こそ、ひとりでは思いつかない発想や解決策が生まれるのです。
英語でこの言葉を使うとき、単に「協力しましょう」という意味を超えて、
「一緒により高い成果を生み出そう」という意志が伝わります。
たとえば、会議で “Let’s create synergy.” と言えば、
それは「一緒に頑張りましょう」ではなく、
「あなたの強みと私の強みを掛け合わせて、より良い未来を作ろう」という前向きなメッセージになるのです。
Beacon BiosciencesのEmmaやRyanのように、
お互いの専門性を尊重し合うことで、チーム全体が力を増していく――
それが、どんな職場でも通じる“synergy”の本質です。
そして、英語学習そのものも同じです。
あなたが今日新しい単語を学び、誰かと会話をし、
知識と経験をつなげたその瞬間、
小さな言葉のシナジーが生まれています。
英語を通じて世界とつながることも、
自分の中に眠る可能性を呼び覚ますことも、
すべては「共に働く」というシナジーの精神から始まります。
どうか次に英語を使うとき、
思い出してください――
“Synergy”とは、あなた自身が誰かと共に進化する力なのだと。
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