はじめに
あなたは、忙しい平日の夜に疲れた身体でレポートを書きながら、ふと「なんでこんなにがんばってるんだろう…」と思ったことはありませんか?
でも、そこで諦めずに「とにかく終わらせよう」と、机に向かい続ける――
そんなときにぴったりな英語表現が「plow」です。
英語では、困難や疲労に負けず、物事をぐいぐい進めるときに「plow through」や「plow ahead」といった言い回しが使われます。
今回は、そんな“がんばるあなた”を応援する英語フレーズ「plow」の使い方を、ストーリーや例文を交えてわかりやすく解説します!
「plow」の意味と違い
基本の意味
plow(動詞) は元々「耕す」という意味ですが、日常英語では以下のような比喩的な意味で使われます:
- plow through ~:
→ 「(大変でも)~をやりきる」「~を力強くこなす」
→ 例:plow through a report(報告書を必死に読み終える) - plow ahead:
→ 「(困難があっても)前に進み続ける」「計画通り突き進む」
→ 例:plow ahead with a project(プロジェクトをどんどん進める)
どちらも「力強く進む」意味ですが、
- through は「終わらせる/乗り越える」
- ahead は「前に進み続ける/前向きな推進」
というニュアンスの違いがあります。
ストーリー:新製品のプレゼン資料、間に合うのか!?
舞台:Beacon Biosciences マーケティング部門
登場人物:Rachel(チームリーダー)、Tom(新人)
背景:大手クライアント向けの新薬プレゼンが明日。準備は終わっていない。残業必至――
英文ダイアログ
Rachel: Tom, how’s the deck coming along? We’re tight on time.
Tom: Honestly, I’m exhausted… but I’m trying to plow through the slides.
Rachel: I get it. But we need every detail sharp. This client could change everything.
Tom: I know. I’ll finish the performance graphs first.
Rachel: Good. I’ll plow ahead with the email campaign draft.
Tom: You’re amazing. You never stop, do you?
Rachel: (laughs) No choice. We believe in this drug, right?
Tom: We do. But it’s a lot.
Rachel: That’s why we’re a team. If we push through this, tomorrow will be worth it.
Tom: Okay, back to slide 8…
Rachel: Let’s make it count.
動画にしました。
日本語訳と解説
Rachel: トム、スライドはどう?時間がないのよ。
Tom: 正直、めちゃくちゃ疲れてます…でも今、スライドを必死に進めてるところです。
->「plow through」=困難な作業を、根気よくこなすこと。「やり遂げる」のニュアンス。
Rachel: わかる。でも細部が命よ。このクライアントは、会社の未来を変えるかもしれない。
Tom: わかってます。まずはパフォーマンスのグラフを仕上げます。
Rachel: よし。私はメールキャンペーン案をどんどん進めるわ。
->「plow ahead」=先の見えない中でも「突き進む」「前向きに進行する」感覚。
Tom: さすがです。レイチェルさんって、止まることないですよね?
Rachel: (笑)選択肢ないでしょ。でも私たち、この薬に信念があるでしょ?
Tom: もちろんです。でも…やっぱり大変です。
Rachel: だからこそ、チームなのよ。ここを乗り切れば、明日は変わる。
->「push through」も同様に「踏ん張ってやり遂げる」場面で使われます。
Tom: じゃあ、スライド8に戻ります…
Rachel: 意義のある資料にしよう!
「plow」の使い方:シンプルな例文5つ
- I had to plow through 50 emails this morning.
(今朝は50通のメールを何とか処理しました。) - They plowed ahead with the plan, even with budget cuts.
(予算が削減されても、彼らは計画を進め続けた。) - She plowed through her homework before dinner.
(彼女は夕食前に宿題を全部終わらせた。) - The workers plowed the snowy roads quickly.
(作業員たちは雪道を素早く除雪した。) - We plowed ahead and launched the product on time.
(私たちは予定通りに製品を発売した。)
結び:あなたも“plow through”できる!
仕事、勉強、人生――
簡単には終わらないタスクに直面したとき、「plow through」や「plow ahead」はあなたの心を代弁する英語になります。
辛くても、自信がなくても、「とにかく進む」
そんなあなたは、もう立派な英語スピーカーです。
次に仕事で壁にぶつかったときは、こう言ってみましょう。
“I’ll just plow through it.”
それだけで、少し前向きになれるはずです。
Let’s keep plowing ahead—英語も、人生も。応援しています!
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