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戦略の転換点を見極める — ビジネスで必須の “pivot” とは?

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1. 序章

「今のやり方では、どうもうまくいかない……」 ビジネスの現場で、そんな壁にぶつかったことはありませんか?

これまでの努力を無駄にしたくないという思いから、つい同じ場所で足掻いてしまいがちです。しかし、成功を収めるチームは、あるタイミングで潔く「方向」を変えます。

その際に使われるのが “pivot” という言葉です。 今回は、スタートアップから大企業まで頻繁に使われるこのフレーズの真意と、スマートな使い方を解説します。

2. 意味・由来・使いどころ

2-1. 意味

pivot は、名詞では「回転軸」、動詞では「軸足を中心に回転する」「方向転換する」という意味です。

ビジネスにおいては、「企業の中心的な価値や技術(軸)は維持しつつ、戦略やターゲット、市場を大きく変更すること」を指します。単なる「計画の中止」ではなく、成功に向けた「戦略的な方向転換」という非常にポジティブなニュアンスが含まれています。

2-2. 由来

この言葉のイメージは、バスケットボールの動作にあります。 片足を床に固定したまま(ピボットフット)、もう片方の足を動かして周囲を見渡し、パスやシュートの方向を探る動きです。 「軸はぶらさず、柔軟に次の手を探る」という姿勢が、ビジネスの文脈にも取り入れられました。

 

2-3. ビジネスでの使いどころ

  • 当初の製品が市場のニーズに合っていないと判明したとき
  • 特定の顧客層よりも、別の顧客層からの反応が良いことに気づいたとき
  • テクノロジーの進化や競合の出現により、既存のモデルが通用しなくなったとき

2-4. 類義語

  • Shift direction: 方向転換する(より一般的な表現)
  • Change course: 針路を変える(航海からの由来)
  • Refocus: 焦点を合わせ直す(目的を再設定する)

3. ストーリー

3-1. 英文ダイアログ

Scene: A strategy meeting at the Japan branch. Sarah (Senior Marketing Director) is visiting from the headquarters to discuss the new diagnostic tool with Kenji (Project Manager).

Sarah: Kenji, how is the local response to the new testing kit?
Kenji: To be honest, Sarah, it is not as strong as we expected.
Sarah: I see. Are the clinics not interested in the technology?
Kenji: They like the technology, but the price is too high for small clinics.
Sarah: That is a significant barrier. Have you checked the feedback from large hospitals?
Kenji: Actually, large hospitals are very interested. They want to use it for clinical research.
Sarah: Interesting. Our original plan was to target small family clinics.
Kenji: Yes. I was thinking of removing some features to lower the price for them.
Sarah: Kenji, I think we should stop trying to force the current plan.
Kenji: What do you mean? Should we cancel the launch?
Sarah: No. I think it is time to pivot.
Kenji: Do you mean we should change our target audience entirely?
Sarah: Exactly. We keep the technology but shift our marketing strategy toward research hospitals.
Kenji: I see. We can even add the advanced features they want and adjust the price to match their needs.
Sarah: Precisely. If we pivot now, we can use our resources more effectively.
Kenji: I didn’t think about that. I was focused on making the original plan work by reducing costs.
Sarah: It is a common trap. A good strategic move can save a project from failing.
Kenji: That makes sense. Let’s look at the data from the large hospitals again.
Sarah: Good. Let’s draft a new proposal for the research-focused market.
Kenji: Understood. I feel much better about our direction now.

3-2. 動画

 

3-3. 日本語訳と解説

場面:日本支社の戦略会議。シニア・マーケティング・ディレクターのサラが本社から訪れ、プロジェクトマネージャーのケンジと新しい診断ツールについて話している。

Sarah: ケンジ、新しい検査キットの現地の反応はどう?
Kenji: 正直に言って、サラ、期待していたほど強くはありません。
Sarah: クリニックはこの技術に興味がないのかしら?
Kenji: 技術は気に入っていますが、個人クリニックには価格が高すぎるんです。
Sarah: それは大きな障壁ね。大病院からのフィードバックは確認した?
Kenji: 実は、大病院は非常に興味を持っています。臨床研究に使いたいそうです。
Sarah: 面白いわね。私たちの当初の計画は、小さな個人クリニックをターゲットにすることだったわ。
Kenji: はい。機能をいくつか削って、彼らのために価格を下げる方法を考えていたところです。
Sarah: ケンジ、今の計画を無理に進めるのはやめるべきだと思うわ。
Kenji: どういう意味ですか? 発売を中止するということですか?
Sarah: いいえ。今こそ pivot(ピボット) すべき時よ。
解説: サラはここで「現在の軸を維持しつつ方向を変える」という提案をしています。単純な中止ではなく、戦略的な決断であることを示唆しています。
Kenji: ターゲット層を完全に入れ替えるということですか?
Sarah: その通りよ。技術はそのままで、マーケティング戦略を研究病院向けに シフト(shift) させるの。
解説: pivotの類義語として「移す・切り替える」という意味で使われています。ターゲットの移動を明確にしています。
Kenji: なるほど。彼らが求める機能をさらに追加して、彼らの予算に合わせた価格に調整することもできますね。
Sarah: まさにその通り。今 pivot すれば、リソースをもっと効果的に使えるわ。
解説: 2度目の登場です。ここでは「今このタイミングで戦略転換を行うこと」のメリット(リソースの有効活用)を強調しています。
Kenji: 考えてもみませんでした。コストを下げて当初の計画をどう成功させるかばかりに集中していました。
Sarah: よくある罠よ。優れた 戦略的決断(strategic move) は、プロジェクトを失敗から救うことができるの。
解説: 単なる変更ではなく、勝利のための「一手(move)」であることを強調した、非常にビジネスらしい表現です。
Kenji: 納得です。大病院のデータをもう一度見てみましょう。
Sarah: いいわね。研究重視の市場向けの新しい提案書をまとめましょう。
Kenji: 了解しました。今の方向性ならずっとしっくりきます。

3-4. Words and phrases

番号 単語/フレーズ 品詞 日本語解説
1 pivot 動詞 戦略的に方向転換する
2 local response 名詞句 現地の反応
3 significant barrier 名詞句 重大な障壁
4 clinical research 名詞句 臨床研究
5 target audience 名詞句 ターゲット層
6 resource 名詞 リソース、資源
7 common trap 名詞句 よくある罠
8 make sense 慣用句 納得がいく、筋が通る

4. 例文:すぐに使えるシンプルな表現 (CEFR A2)

  1. We need to pivot to a new market. (私たちは新しい市場に方向転換する必要があります。)
  2. The company decided to pivot after the meeting. (会社は会議の後に路線変更を決めました。)
  3. Is it too late to pivot our strategy? (私たちの戦略をピボットするには遅すぎますか?)
  4. They pivoted from selling software to providing services. (彼らはソフトウェア販売からサービス提供へと方向転換しました。)
  5. Success often requires a smart pivot. (成功には賢いピボットが不可欠なことが多いです。)

5. 結び

変化の激しい現代ビジネスにおいて、最初に決めた計画に固執しすぎることは、時として最大のリスクになります。準備した時間や過去の成功に縛られず、現状を客観的に見て柔軟に動くことこそが、真のプロフェッショナリズムといえるでしょう。

“pivot” は決して「失敗」による妥協ではなく、次なる「進化」を勝ち取るための前向きなステップです。もし今の仕事で行き詰まりを感じているなら、一度立ち止まって自分の「軸(フット)」がどこにあるのかを再確認してみてください。軸さえしっかりしていれば、どの方向に足を踏み出しても新しい道は開けます。

英語学習も同じです。一つの方法にこだわりすぎず、自分に合ったスタイルへと柔軟にピボットしながら、理想の自分に近づいていきましょう。次回の会議で「方向転換」が必要になったら、ぜひ勇気を持ってこの言葉を使ってみてください。その一言が、チームを救う大きな転換点になるかもしれません。

Don’t be afraid to pivot! (ピボットすることを恐れないで!)

 

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