イカスミを使ったスパゲティ、美味しいですよね。難点は食後、口の中が黒くなってしまうこと。
はじめに
日本でイカスミのパスタが話題になり始めたのは、イタメシブーム、1980年代後半くらいだろうか。バブル時代のちょっと前かな。
イカスミは英語でなんと言うのかちょっと調べてみた。
イカスミ
イカ墨 Squid Ink
そのままでした。
イカ squid
墨 日本語の意味からは墨汁を想像させる。「墨」を和英辞書で引くとIndia ink や Chinese inkとも出てくるが、実際「インク」でとらえるほうがお互いにわかりやすい
イカスミソースのスパゲティは Squid Ink Spaghetti となります。
イカ
なお、英語でイカというと squid、cuttlefish、calamari の3種類がある。「squid」はイカの総称と考えれば良い。「cuttlefish」はコウイカ、モンゴウイカを指す。「calamari」はレストランのメニューでよくみかける。なおホタルイカは英語で firefly squid と表記される。
イタリア語だと
イタリア語の表現は イカスミスパゲッティなら、spaghetti al nero di seppia イカの黒いスパゲッティ。
neroが黒、seppiaがイカ
seppiaは色の名前であるセピア(英:sepia)の語源だそうです。
https://www.etymonline.com/search?q=sepia
イカスミパスタの発祥
余談だが、イカスミパスタの発祥はイタリアとされており、それも2つある。ベネツィアとシチリアである。とはいえ、地中海沿岸では古くからイカを食べており、イカスミをソースにするのはもともとあったようだ。
おしまい
イカスミ → 墨 → インク ink → セピア sepia と連想すると覚えやすい。
蛇足
なお、冒頭の写真は2017年にベネチア旅行時のスナップショットである。彩りがよろしくないが、少々塩辛いソースと白ワインがとてもあって美味しかった。