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ワインの“Flight”って何?レストランで聞かれても困らない。

はじめに

レストランで「Would you like a wine flight?(ワインフライトはいかがですか?)」と聞かれたら、飛行機に乗る話かと一瞬思ってしまうかもしれません。でも、ワインテイスティングにおいて「flight」はまったく別の意味を持ちます。

今回は、「flight」がなぜワインに使われるのか、その意味や使い方、ビジネス英語でも役立つストーリーとともにご紹介します!

「Flight」の意味と由来

ワインテイスティングにおける「flight」は、「いくつかの種類のワインを少量ずつ並べてテイスティングするセット」のことを指します。通常、3種類以上の異なるワインをグラスで少しずつ提供され、香りや味の違いを比較しながら楽しむスタイルです。

語源について

「Flight」という単語は本来「飛行」や「飛ぶこと」を意味しますが、転じて「一続きのもの」「連続して並ぶもの」にも使われます。たとえば、「a flight of stairs(階段の一連)」のように使われることも。

この「一連の並び」という意味が転じて、ワイン、ビール、ウイスキーなどの試飲セットを「flight」と呼ぶようになりました。

類義語・関連語

  • Tasting set(試飲セット): より直訳的な言い方

  • Sampler(サンプラー): 小さな試飲用セットを指すことも

Beacon Biosciencesでの会話

英語スキット

Scene: Beacon Biosciences marketing team. They are talking about tonight’s investor dinner and the presentation the next morning.

Rachel: Are we ready for the dinner tonight?
Tom: Almost. The restaurant confirmed everything.
Rachel: Any special wine plans?
Tom: Yes, they’re serving a wine flight with the appetizers.
Rachel: Nice! That should spark some conversation.
Tom: Exactly. Three local wines, all from small vineyards.
Rachel: That’s clever. It shows we’re supporting the community too.
Tom: And the sommelier will give a short explanation for each.
Rachel: Great. Let’s just not stay too late—our presentation is at 9 a.m. tomorrow.
Tom: Don’t worry. I updated the slides this morning.
Rachel: Good. Wine tonight, data tomorrow—perfect combo.
Tom: Just hope the flight doesn’t go to their heads.
Rachel: If it does, we’ll manage. We always do.

音声はこちら↓

スライドショーでショート動画にしました。

日本語訳

Beacon Biosciencesのマーケティングチーム。今夜の投資家ディナーと、翌朝のプレゼンについて話している。

Rachel: 今夜のディナー、準備OK?
Tom: ほぼ完了。レストランも確認済み。
Rachel: ワインは何か特別なものが?
Tom: 前菜にワインフライトを出すよ。
Rachel: いいわね!話が弾みそう。
Tom: 地元の小さなワイナリーのワインを3種出すんだ。
Rachel: それはいい戦略ね。地域支援の姿勢も伝わるわ。
Tom: ソムリエがそれぞれ簡単に説明してくれるって。
Rachel: 素敵。でも今夜は早めに切り上げましょ。明日は9時からプレゼンよ。
Tom: 大丈夫。スライドは今朝更新済み。
Rachel: 今夜はワイン、明日はデータで勝負ね。
Tom: フライトで酔わなきゃいいけど。
Rachel: 酔っても大丈夫。いつも通り対処しましょ。

解説:フレーズの使い方と語彙

  • Wine flight: ワインの試飲セット。3種以上の小さなグラスで提供され、比較しやすくするもの。

  • Conversation starter: 会話のきっかけになるもの。ビジネスの席でよく使われる表現。

  • Go to someone’s head: (酒などが)効いてくる、酔いが回るという意味。

「Flight」を使った例文

  1. I ordered a wine flight at the restaurant.
    (私はレストランでワインフライトを注文しました。)

  2. The flight included three kinds of red wine.
    (そのフライトには3種類の赤ワインが含まれていました。)

  3. We tasted a flight of sweet wines after dinner.
    (私たちは夕食後に甘口ワインのフライトを試しました。)

  4. She enjoyed the wine flight and found her favorite.
    (彼女はワインフライトを楽しみ、お気に入りを見つけました。)

  5. A wine flight is a great way to try new wines.
    (ワインフライトは新しいワインを試すのに良い方法です。)

結び

「flight」は単に「飛行」だけではありません。ワインの世界では「フライト=試飲セット」という意味で、とても洗練された表現として使われています。

今度レストランで「Would you like a wine flight?」と聞かれたら、「Yes, please!」と笑顔で答えてみましょう。味の違いを楽しみながら、英語力もワンランクアップ間違いなしです!

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