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Three strikes and you are out. 三振即アウト

野球起源の英語イディオムです。アメリカではこのような名前の法律があります。

 

はじめに

以前アメリカのニュースで、三振法という法律が話題になりました。犯罪抑止が目的とは聞きましたが。

Three strikes and you’re out.

「意味」3回の間違いや違反で、もうチャンスはなくなる。
野球の「ストライク3つでアウトになる」が元の意味です。

そこから「3回の失敗や違反で,罰せられたり,解雇されたり,チャンスがなくなったりする」という意味で使います。

これになぞらえて、アメリカの1990年代にできた法律が、重罪の前科が2回あるものが3度目の有罪判決でより重くなるというものであったことから、Three-strikes law(三振法)とも呼ばれています。

 

例文

野球から派生して一般的なイディオムとして使われます。

I missed two deadlines already, and my boss told me that three strikes and you’re out, which means I need to make sure I finish the next project on time.
(
すでに2回締め切りに間に合わなかったので、上司から「3ストライクでアウトだ」と言われたので、次のプロジェクトは必ず期限内に終わらせなければならないと思っています。)

The company has a three-strikes-and-you’re-out policy for employees who violate their code of conduct, so everyone knows to follow the rules.
(会社には、行動規範に違反した社員に対する「3ストライクでアウト」のポリシーがあり、誰もがルールを守ることを理解しています。
)

あえて意訳すると

「仏の顔も三度まで」

法律としては

犯罪率が下がるという意見と、回数によっての罪と罰の軽重のバランスが悪いという意見もあります。
しかしながらアメリカのニュースを見る限り効果が上がっているようには見えません。刑が厳しくなる傾向があり、収容期間も長くなっているようです。

Top Image by Michelle Raponi from Pixabay