Bリーグを見に行った。
横浜国際プールでの横浜ビー・コルセアーズvs千葉ジェッツ。素晴らしい試合であった。にわかファンの私としてはあの緊迫感、臨場感にただ圧倒された。
さて横浜ビー・コルセアーズのチーム名は海賊にちなんでいるとのことだが、海賊ってパイレーツじゃないの?と思ったのでちょっと調べてみた。
はじめに
最初に結論を言うと、英語での pirate と corsair は同じに使って構わない。
Pirate
パイレーツ・オブ・カリビアンが有名なので海賊の意味が最初に来ます。その他の意味もそこから派生したと言っていいでしょう。
”海賊”は、海上において自分たちの権限を持って他人の財産を奪い取る者を指します。この言葉は船や船舶に限らず、物品や情報などを不正に手に入れることを指す場合もあります。
- 海賊
The pirate searched for buried treasure along the coast.
海賊は海岸に埋められた財宝を探した。 - 不正コピーなどで作られた映画、本やコンピュータプログラム 海賊版という風に日本語でも言いますね。
The movie studio hired detectives to crack down on the sale of pirate copies of their latest film on DVD.
映画会社は、最新作のDVDの海賊版販売を取り締まるため、探偵を雇った。 - 不法あるいは無認可で放送(無線)すること。今どきあまりないかな。
The television network sued the cable provider for airing its shows through pirate broadcasting.
テレビ局が海賊版放送で番組を放映しているとして、ケーブルテレビ会社を訴えました。
参照:Oxford Learner’s Dictionary
Corsair
英和辞書だと「(昔、エジプトを除く北アフリカ沿岸に出没した)私略船、海賊船、海賊」とある。(Weblio)
しかしながら英語の辞書だと1) pirate のこと、2) 戦争で戦うという任務を持った民間の商船 となっている。歴史的な意味からは前者のほうが近そうだけど、どうやら同じ意味に使って構わないようだ。
The corsair terrorized the seas, attacking merchant ships and taking their valuable cargo.
海賊は海を恐怖に陥れ、商船を襲ってその貴重な積荷を奪っていった。
参照:Oxford Learner’s Dictionary
どっち
語源辞典を調べてみると”「コルセア」とは、16世紀から18世紀にかけて地中海沿岸を航海して商船を襲い貨物を奪う海賊のこと。この語はフランス語の「corsaire」から来ており、政府が敵艦船を攻撃するために認可した私掠船をとして使われた。しかし後に、より広範囲に海賊や海上強盗を指すために使われるようになった。”
とある。
Viking
バイキングも海賊といえますが、8−11世紀にスカンジナビアやフランスで略奪を行ったようですが都市や村の征服を目的に行動したようです。海賊行為をしたという意味では同じと言えますが、Vikingは歴史上の固有名詞と考えるべきでしょう。
参照:Oxford Learner’s Dictionary
まとめ
海賊を意味する英語は pirate と corsair がある。海賊という文脈では同じに使って構わない。pirateには不法行為に近い意味で形容詞的に使う場合がある。